建物の周囲を美しく彩る植え込みや生垣、その他の庭木は、植えたまま放置することはできません。
定期的なお手入れが必要不可欠ですし、その際にはもちろんコストが発生します。
マンション管理組合にとって、意外とかさむ植栽管理コストは頭が痛いのではないでしょうか。
植栽管理では、年に1度の剪定作業が必要となる他、害虫被害が起こりやすい夏の季節には複数回の薬剤散布が必要です。
また、芝や雑草が伸びるため、春から秋にかけては週1回程度の草刈りも必要なメンテナンスとなるでしょう。
さらには、植物が健康に生育できるような施肥作業も行わなければいけません。
こうした植栽管理コストは、削減することは可能なのでしょうか?
コスト削減を可能にするためには、どのようなポイントやコツを知っておけば良いのでしょうか?
複数の業者から見積もりを取ろう
植栽管理は、どの業者へ依頼するかによって、かかる費用は大きく変わります。
もしもマンションの建設当初からずっと同じ業者へ依頼しているのなら、複数の業者から見積もりを取ることによって、植栽管理コストを大きく削減できる可能性があります。
植栽作業におけるコストには、時期によって相場があります。
地域の市場競争によって、以前よりも相場が安くなっている可能性は十分にあるでしょう。
そのため、マンションの植栽管理を依頼できそうな業者を近隣エリア内で複数をピックアップし、ホームページを参考にしながら、見積もりを取ってみましょう。
見積もりを取る際のポイントは、複数の業者から同じ条件で見積もりを取り寄せるという点です。
条件が変わると、当然ですが、相場も変わります。
見積もりを依頼する際には、木の本数や種類、草刈りや剪定が必要な面積、図面などを準備しておくと良いでしょう。
また、現在行っている植栽管理の作業内容に加えて、どのぐらいの費用を支払っているかを提示した上で、それより安くできるかどうかという点も検討してもらうのがおすすめです。
現在の作業を見直すことでコスト削減
複数の業者から見積もりを取り寄せてもコスト削減が難しい場合には、現在行っている作業を見直すという方法がおすすめです。
例えば、春から秋にかけて必要となる草刈りの作業は、機械があれば作業の難易度はそれほど高くありません。
そのため、業者に依頼せずにマンションの管理組合や住民が行うことで、コスト削減できるのではないでしょうか。
薬剤散布の作業を見直すこともできます。
樹木の品種によっては、病害虫の影響を受けづらく、高い耐性を持つものもあります。
そうした品種では、薬剤散布の頻度を減らしたり止めたりしても、影響が出ない可能性が期待できます。
樹木の剪定を見直す際には、作業の回数や頻度を減らすことで、コスト削減を模索すると良いでしょう。
例えば、高木の剪定では短めに剪定してもらうことによって、次の剪定までの期間を長くできるでしょう。
低木剪定は、定期的なトリミングはマンションの管理組合が行い、プロによる剪定の頻度を低く抑えることで、コスト削減が可能となります。
多くの場合、樹木の剪定は1年に1度行うマンションが多いのですが、このような工夫をすることによって、2年に1度の頻度に抑えられます。
施肥は、植物が元気に育つためには必要な作業です。
ただし、日当たりや水はけが良い場所で樹木が元気な状態なら、1年に1度ではなく、2年に1度でも問題ないかもしれません。
1度止めてみた上で植物の状態を観察し、その先どうするかを決めると良いでしょう。
植栽管理を任せられる植木屋の選び方
植栽管理は、信頼できる植木屋に任せなければいけません。
コスト削減だけを重視して、安いけれど作業内容が不安な業者を選んでしまうと、マンションの美観に大きく関係する植栽にマイナスの影響が出てしまいます。
植木屋を選ぶ際には、見積書の内容が明瞭な所を選びましょう。
具体的に、どんな作業を何月に行うのかといった点が明記されているだけでなく、なぜその作業が必要かについても説明してくれる業者なら、安心感は高まります。
また、現地へ足を運び、実際に樹木の品種や状態を確認しながら、必要な作業を見積もりとしてまとめてくれる業者なら、信頼できるのではないでしょうか。
植栽管理を任せる植木屋は、マンション管理組合にとって長期間のお付き合いとなる業者です。
連絡が取りやすいかどうかという点もまた、業者選びでは必要不可欠なポイントです。
問い合わせたらすぐに返事をくれるかどうか、作業の前には連絡をくれるかどうかという点も、大切な条件ではないでしょうか。
さらに、具体的にどのような作業をして、植栽の状態はどうだったかという報告書を提出してくれる業者を選べば、マンション管理組合はもちろんのこと、住人にとっても安心して任せられる業者と言えます。
植栽管理、造園、庭木剪定に関しては、大誠までぜひご相談ください。
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